光の死に場所

• 04/06/02:34

夜　眠る前に目を閉じて
今日一日の行動を反芻する
どこで何をしたのか　何の為に　どれほどの事を
酷い眠気に攫われながら
意識は今日一日の自分の存在意義を求めて彷徨い始めていた


その行為に意味を求めるようになったのはいつからだ
そこに意義を見出したくなったのはいつからだ
思い出せる？
その時こそ君が駄目になった時なんだろう

焦燥感
追われる身になってしばらく経つ
いつからだ
それはただ楽しみであっただけのはずなのに
いつからだ
それに追われるようになったのは
自分の意思を無視して　「早く歩け」と
座り込んだそばから背中を突かれる

疲弊感
眠れない日々が日常になってしばらく経つ
いつからだ
そこに意味なんてなかったはずなのに
いつからだ
そこに意義を求めて彷徨うようになったのは
自分の意思を否定して　「見つけ出せ」と
眠りについた所を叩き起こされる

将来の夢とか
大事な思い出とか
昔からの趣味とか
続けている日課とか
抱える理由なんていらないはずだったのに
意味はなかったはずなのに
理由はなかったはずなのに

これに意味はあるか？
それを続ける理由は？
こいつに意義はあるか？

って
そんな毎日になったのは

いつからだ

生きてく理由を求めた
そうしないと立ってられなくなった
歩いてく意味を考えた
そうしないと倒れてしまいそうだった
存在する事の意義を探した
そうしないともう　足は動かなかった

そして今　死ぬ理由を探してる
見つけれたら　追われることもなくなるのだろうか

気にするな
どうでもいいのさ
君の価値なんて
生きる理由なんて
歩く意味なんて
存在意義なんて

気にしなくていい
気にしなくていい

君は今　本当に深く眠ってしまっているから
いつもよりずっと深く眠っているから

気にしなくていい

今まで生きてきた意味も
これから生きていく意義も
この辺りで死んでおく理由も

どうでもいいことだから

• 04/23/10:30
• 暗めの文章
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