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一番星の約束
家路を辿りながら、君が眠そうに目を擦る
しょうがないからおんぶして、揺られながら「一番星探そうよ」と、眠そうに僕を誘う
・・・そんな事を言ってから、15秒も経たない内に聞こえ出した静かな寝息。可笑しい
背中に感じる、鼓動
起こさないようにゆっくり歩きながら、僕の世界が少しずつ歪み出した
夕焼けで燃え盛る空の中に ありもしない星を探しながら
───…・・・・・・
地獄へ往こうか 僕と一緒に
血反吐に塗れた世界を歩く僕を想像してみて あまりにもお似合いで笑っちまったよ
紅い花を見つけたなら その花弁で僕の羽を切り落としてくれよ
飛び立つ為の空がないから のんびり歩こうか
こんな世界で 綺麗な花を 摘めたなら
天国へ往こうか 君と一緒に
雪のような花で溢れた世界を歩く僕を想像してみて あまりにも滑稽で笑っちまったよ
蒼い花を見つけたなら その花を僕にくれないか
埃塗れのミルクビンに 出来るだけ綺麗な水を入れて 活けてみるさ
枯れる前に 押し花にするから
財布の中に挟んでおこう いつか僕の墓標にその花を添えてくれ
───…・・・・・・
いつのまにか夕陽はほとんど沈んで、あんなにも紅かった空は鎮火され始める
陽を忘れて凍てつく空の中に ありもしない星を探していたら
温かそうな月を見つけたよ。ぼーっとそれを眺めてたら
一番星を見つけたと。僕の背中で、いつの間にか起きていた君が笑ったから
僕の眼にもそれが映ることを 一瞬 祈って 出来るだけゆっくり振り返るから
僕にその星の在り処を教えてくれ。 「あそこだよ」って 指してくれ
きっと見つけるから 濁った眼を少しだけ擦って、振り返り
君が嬉しそうに指した方を、ゆっくり…─────
─────…見上げた空に 小さな星が浮かんでいたなら・・・・・・・・・・
しょうがないからおんぶして、揺られながら「一番星探そうよ」と、眠そうに僕を誘う
・・・そんな事を言ってから、15秒も経たない内に聞こえ出した静かな寝息。可笑しい
背中に感じる、鼓動
起こさないようにゆっくり歩きながら、僕の世界が少しずつ歪み出した
夕焼けで燃え盛る空の中に ありもしない星を探しながら
───…・・・・・・
地獄へ往こうか 僕と一緒に
血反吐に塗れた世界を歩く僕を想像してみて あまりにもお似合いで笑っちまったよ
紅い花を見つけたなら その花弁で僕の羽を切り落としてくれよ
飛び立つ為の空がないから のんびり歩こうか
こんな世界で 綺麗な花を 摘めたなら
天国へ往こうか 君と一緒に
雪のような花で溢れた世界を歩く僕を想像してみて あまりにも滑稽で笑っちまったよ
蒼い花を見つけたなら その花を僕にくれないか
埃塗れのミルクビンに 出来るだけ綺麗な水を入れて 活けてみるさ
枯れる前に 押し花にするから
財布の中に挟んでおこう いつか僕の墓標にその花を添えてくれ
───…・・・・・・
いつのまにか夕陽はほとんど沈んで、あんなにも紅かった空は鎮火され始める
陽を忘れて凍てつく空の中に ありもしない星を探していたら
温かそうな月を見つけたよ。ぼーっとそれを眺めてたら
一番星を見つけたと。僕の背中で、いつの間にか起きていた君が笑ったから
僕の眼にもそれが映ることを 一瞬 祈って 出来るだけゆっくり振り返るから
僕にその星の在り処を教えてくれ。 「あそこだよ」って 指してくれ
きっと見つけるから 濁った眼を少しだけ擦って、振り返り
君が嬉しそうに指した方を、ゆっくり…─────
─────…見上げた空に 小さな星が浮かんでいたなら・・・・・・・・・・
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