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cry of life
手首に刃を当てた
あとは強く引くだけでよかった
自分を呼ぶ声に狂気から目覚めて
呆れるほどほんの少し走った痕を眺めた
薄く薄く 皮膚を削っただけの痕
それでも 血を零す痕
滴り 落ちる
たん たん たん
それは鼓動のリズムだった
流れ落ちる血は 死を教えてはくれなくて 何だか馬鹿らしくなった
いつの間にか痕は消えた あれほど薄かったんだから当たり前だ けど
左手首に 右手首よりもほんの少し
言われなければ解りはしない 右手首よりも少し濃い 皺
皺に沿うように滑った刃は ほんの少し その皺を濃くしていた
その"残骸"に
流れ落ちる血のリズムを思い出していた
規則的に滴り落ちる
たん たん たん
その時唐突に悟った
そのくだらなさに呆れた
どんな種類の痛みも恐怖も苦しみも悲しみも絶望も
どれほどの血が流れようとも
死を 語りはしないんだと 悟った
絞まる首から伝わる痛みが
止まる呼吸と血液が伝える苦しみが
裂いた手首から伝わる痛みが
止まらずに噴出し溢れる赤い血が
飛び降りる寸前に感じる僅かな恐怖が
最後の一瞬に悲鳴を上げて軋む体が
叫ぶんだ 只管に
助かって"しまった"後で
首に残った黒い痕が
首輪をきつく締めているような痕が
手首に残った疼く痕が
禍々しく腫れ上がる手枷のような痕が
身体に残った凄惨な痕が
体中を這い回り締め付ける鎖のような 痕が
叫んでいるんだよ 悲痛に
生を
生を
生を
必死で
ただ 必死で
どれもが死を訴えはしないんだ
どれもが生を叫び散らすんだ
例え消えかけていても
最期の灯火を訴えかけるんだ
「その瞬間」まで 煩いほどに
消える命を 終わる生を
叫んでるんだと
悟ったよ
決して
死を 語らないんだと
悟ったよ
ならば私は
私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
買ったばかり 切れ味抜群のカッターナイフ
手首に刃を当てた
あとは 強く引くだけよかった
わ た し の さ け び は
あ な た に と ど き ま し た か ?
あとは強く引くだけでよかった
自分を呼ぶ声に狂気から目覚めて
呆れるほどほんの少し走った痕を眺めた
薄く薄く 皮膚を削っただけの痕
それでも 血を零す痕
滴り 落ちる
たん たん たん
それは鼓動のリズムだった
流れ落ちる血は 死を教えてはくれなくて 何だか馬鹿らしくなった
いつの間にか痕は消えた あれほど薄かったんだから当たり前だ けど
左手首に 右手首よりもほんの少し
言われなければ解りはしない 右手首よりも少し濃い 皺
皺に沿うように滑った刃は ほんの少し その皺を濃くしていた
その"残骸"に
流れ落ちる血のリズムを思い出していた
規則的に滴り落ちる
たん たん たん
その時唐突に悟った
そのくだらなさに呆れた
どんな種類の痛みも恐怖も苦しみも悲しみも絶望も
どれほどの血が流れようとも
死を 語りはしないんだと 悟った
絞まる首から伝わる痛みが
止まる呼吸と血液が伝える苦しみが
裂いた手首から伝わる痛みが
止まらずに噴出し溢れる赤い血が
飛び降りる寸前に感じる僅かな恐怖が
最後の一瞬に悲鳴を上げて軋む体が
叫ぶんだ 只管に
助かって"しまった"後で
首に残った黒い痕が
首輪をきつく締めているような痕が
手首に残った疼く痕が
禍々しく腫れ上がる手枷のような痕が
身体に残った凄惨な痕が
体中を這い回り締め付ける鎖のような 痕が
叫んでいるんだよ 悲痛に
生を
生を
生を
必死で
ただ 必死で
どれもが死を訴えはしないんだ
どれもが生を叫び散らすんだ
例え消えかけていても
最期の灯火を訴えかけるんだ
「その瞬間」まで 煩いほどに
消える命を 終わる生を
叫んでるんだと
悟ったよ
決して
死を 語らないんだと
悟ったよ
ならば私は
私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
買ったばかり 切れ味抜群のカッターナイフ
手首に刃を当てた
あとは 強く引くだけよかった
わ た し の さ け び は
あ な た に と ど き ま し た か ?
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